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| サン・ティヴ広場から見るヴィトレ城 |
レンヌを12時38分のterで発ち、13時10分、ヴィトレにやって来ました。
ヴィトレにはヴィトレ城や木骨造（コロンバージュ）を含む古い家並みが保存されています。これらは駅からも近く、比較的狭い範囲に集中しているので、レンヌからの日帰り観光としてお薦めです。
ヴィトレの解説はこちらにあります。
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| ヴィトレ駅 | ヴィトレの観光案内所 |
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| ヴィトレ駅前 | サン・マルタン教会（ヴィトレ駅前から右方向） |
作家ヴィクトル・ユーゴーは1831年の小説「ノートルダム・ドゥ・パリ」（「ノートルダムのせむし男」）の第3巻2章で、19世紀初頭のパリとは対照的に町全体が完璧に統一のとれたゴシック都市として、ニュルンベルク（ドイツ）とビトリア（スペイン）をあげ、更に規模は小さいながら保存状態が非常に良い町としてヴィトレとノルトハウゼン（ドイツ）を称賛しています。
今日の午前中のレンヌに引き続き、先ず、ヴィトレの古い家並みが残る通りを歩いてみます。
古い木骨造や石造りの家はごく普通の家並みの中に点在していてもほとんど印象に残りません。やはり通り全体が古い家並みで埋め尽くされている方が格段に見応えがあります。その点で一昨日訪れたディナンは私の好きな町です。
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| アン・バ通り 1 rue d'Embas |
上の写真はアン・バ通りの東端です。この十字路から東に延びるのがポトゥリ通り（製陶通り）で、北に延びる通りがボドゥレリー通りです。
アン・バ通りの緩い坂を西に下って行きます。
 アン・バ通り |
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| アン・バ通り |
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 Hôtel du Bât (hôtel du Bol d'Or) |
| Hôtel du Bât (hôtel du Bol d'Or) |
ヴィトレはルマンからレンヌへの道の重要な中継地でした。この嘗ての商人の邸宅は1513年に建てられたものです。17世紀以前に建てられた珍しい石造りの邸宅です。
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 アン・バ通り |
| アン・バ通り |
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| アン・バ通り | アン・バ通り |
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| アン・バ通り |
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| アン・バ通り | アン・バ通り |
アン・バ通りを抜けた先はサン・ティヴ広場です。
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| サン・ティヴ広場 |
サン・ティヴ広場はヴィトレを代表する撮影ポイントの一つです。アン・バ通りが終わる西端の右側には13世紀のアン・バ門 (Porte d'Embas)、左側には歪んで今にも崩れそうな木骨造の家、そして、背後にはヴィトレ城が見えます。
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| サン・ティヴ広場 | サン・ティヴ広場 アンバ門（右） |
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| サン・ティヴ広場 アンバ門（右）Porte d'Embas | サン・ティヴ広場 |
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| サン・ティヴ広場のクレープリー Auberge Du Château | サン・ティヴ広場のクレープリー Auberge Du Château |
今日の遅い昼食はこの奇妙な家のクレプリーでガレットとクレープを食べました。
 サン・ティヴ広場のクレープリー "Auberge Du Château" |
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| 今日のお薦めセット |
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| ガレット | クレープ |
次は、ヴィトレ城へ向かいます。
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| ボドゥレリー通り | ヴィトレ城へ徒歩3分 |
ヴィトレ城へはアン・バ通りの東端まで戻って、ボドゥレリー通りへと入ります。
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| ボドゥレリー通り | ボドゥレリー通り |
 ボドゥレリー通り |
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| ボドゥレリー通り |
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| ボドゥレリー通り | ボドゥレリー通り |
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| ボドゥレリー通り | ボドゥレリー通り |
ボドゥレリー通りの中程から西へシャトー通り（Rue du Château）に入れば前方にヴィトレ城が見えます。
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| ヴィトレ城 |
シャトー広場（Place du Château）から見るヴィトレ城は実に絵になります。しかし、昨日見たフジェール城のような力強さは感じられません。
ヴィトレ城の歴史等に興味がある方はこちらを見て下さい。
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| ヴィトレ城 | ヴィトレ城 |
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| ヴィトレ城 | ヴィトレ城 |
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 ヴィトレ城へ |
| ヴィトレ城 小城塞（Châtelet） |
正面の門を潜り城内に進みます。
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| ヴィトレ市庁舎（Hôtel de Ville） | アルジャントリ塔（左）・ヴィトレ市役所（右） |
城内に入ると城壁、塔が広場を囲んでいます。北側の大きな階段のある建物は20世紀初頭に再建されたものでヴィトレの市庁舎です。
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| ヴィトレ市庁舎 | ヴィトレ市庁舎 |
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| ヴィトレの市役所（左）・ヴィトレ城入口（小城塞）塔の裏側 |
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| 小城塞（Châtelet）（手前）とマドレーヌ塔（奥） | 小城塞（手前）とマドレーヌ塔（Tour de la Madeleine）（奥） |
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| サンロラン塔（Tour Saint-Laurent） |
ヴィトレ城内で建物内部を見学できるのは南側のサンロラン塔(Tour de l'Argenterie)、アルジャントゥリ塔 (Tour de l'Argenterie)、礼拝塔(Tour de l’Oratoire)の三つの塔だけです。
これらではヴィトレ城博物館(Musée du château de Vitré)として当時の様子を再現した部屋や宝物を見ることができ、塔の間の城壁も歩くことができます。
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| サンロラン塔 と アルジャントゥリ塔 | アルジャントゥリ塔 (Tour de l'Argenterie) |
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| ヴィトレ城の説明板 | サンロラン塔の説明板 |
ヴィトレ城博物館を見学するには城入り口の建物(Châtelet)で入場券を購入します。博物館の入口はサンロラン塔で、 扉のスキャナーに入城券をかざすと鍵が開きます。
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| サンロラン塔の扉 | 入城券をかざすとドアが開きます。 |
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| サンロラン塔の内部 | サンロラン塔の内部 |
 サンロラン塔の内部 |
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| サンロラン塔の内部 |
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| サンロラン塔の内部 |
 アルジャントリ塔の説明板 |
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| アルジャントリ塔 |
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 正面が礼拝塔（Tour de l'Oratoire） |
| アルジャントリ塔（右上写真の反対側） |
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| リモージュ琺瑯の三連祭壇画 | リモージュ琺瑯の三連祭壇画（部分） |
礼拝塔には、キリストと聖母の生涯を描いた32枚のリモージュ琺瑯（ほうろう）板で構成された三連祭壇画が展示されています。1540年代に製作されたものでヴィトレのノートルダム教会の聖具室に保管されていたものです。
各パネルの詳細に興味がある方はこちらを見て下さい。
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| リモージュ琺瑯の三連祭壇画（部分） |
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| リモージュ琺瑯の三連祭壇画（翼扉の裏面） | リモージュ琺瑯の三連祭壇画（翼扉の裏面） |
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 ヴィトレ城博物館の展示品 |
| ヴィトレ城博物館の展示品 |
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| ヴィトレ城博物館の展示品 |
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 ヴィトレ城博物館内 |
| 昔のトイレ（ヴィトレ城博物館内） |
次はリモージュ琺瑯の三連祭壇画があったノートルダム教会に行ってみましょう。
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| ノートルダム教会 | ノートルダム教会前のコロンバージュ |
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| ノートルダム教会 | ノートルダム教会 |
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| ノートルダム教会 | ノートルダム教会 |
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 ノートルダム教会 |
| ノートルダム教会 |
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 ノートルダム教会（北翼廊の祭室） |
| ノートルダム教会（北翼廊の祭室） |
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| ノートルダム教会のフレスコ画（北翼廊の祭室） |
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| ノートルダム教会のフレスコ画（北翼廊の祭室） | ノートルダム教会のフレスコ画（北翼廊の祭室） |
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| ノートルダム教会のフレスコ画（北翼廊の祭室） | ノートルダム教会のフレスコ画（北翼廊の祭室） |
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| ノートルダム教会 | ノートルダム教会 |
ヴィトレのノートルダム教会には私にとって特に目を惹くものはありませんでした。教会の解説はこちらにあります。
さて、ヴィトレで予定していた見学場所は巡ったのですが、まだだいぶん時間があります。
方向がまったく逆になりますが、サン・ニコラ礼拝堂に宝物を展示する博物館があるので行ってみます。
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| サン・ティヴ広場 |
サン・ニコラ礼拝堂へはサン・ティヴ広場からラロン通り（Rue Rallon）、パストゥール通り（Rue Pasteur）と北に歩を進めます。
この辺りは観光客とは無縁と思われる地区ですが、途中ヴィトレ城の西側と北側を仰げます。
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| サン・ティヴ広場から見るヴィトレ城 | ラロン通り（Rue Rallon）から見るヴィトレ城 |
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| ヴィトレ城の北側（パストゥール通りより） | パストゥール通り |
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| パストゥール通りから見るヴィトレ城 | パストゥール通りから見るヴィトレ城 |
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サン・ティヴ広場から約10分、サン・ニコラ礼拝堂に到着しました。特に案内表示はなく、左下写真の中央やや下の壁の白い部分に小さく”Le musée Saint-Nicolas”と書いてありました。右下写真の青緑の扉を開けるとそこがサン・ニコラ礼拝堂の宝物展示室でした。見学者は私だけで、受付の男性に本当に見学するのか念を押されました。
展示品は銀製の聖具などが中心で内部は撮影禁止でした。
現在、この博物館はこの通りの少し先に移転し見栄えも良くなったようです。
サン・ニコラ礼拝堂の解説はこちらを見て下さい。
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| サン・ニコラ礼拝堂 La chapelle Saint-Nicolas | サン・ニコラ礼拝堂 |
7日間のブルターニュの旅はここヴィトレで終わりです。
現在17時です。駅前のカフェで一服してから、18時01分の電車でレンヌに戻ります。
明日はロワール地方の古都アンジェに向かいます。
