■ ヴェルニゲローデの市内散策（２） ■

マルクト広場からホテル・ヴァイサーヒルシュ脇の道を北に入り、次のミッテル通り (Mittelstrasse) を左に曲がるとヴェルニゲローデで一番古い家のあるヒンター通り (HInterstrasse)の東側 に至ります。

ハイデ地区　(Heideviertel)

ヴェルニゲローデで一番古い家　(Ältestes Haus)　手前から二番目

この付近には 1847年の大火を免れた数少ない家が残っています。　その一番古い家は 1400年頃建てられたものだそうです。　人通りもほとんどなく落ち着いた雰囲気のところです。

一番古い家の玄関には木製の説明書がかかっています。　クリックすると拡大されますから解読してみて下さい。　ドイツ字体で書かれているのでちょっと読みにくいかもしれません。

ヒンター通りをさらに南に進むと賑やかなヴェステルン通り (Westernstrasse) に出ます。　左に行けばマルクト広場です。

ヴェステルン通り (Westernstrasse)

次はマルクト広場の東側、ヴェルニゲローデ銀座ことブライテ通り (Breitestrasse) を歩いてみましょう。

■ ブライテ通り ■

マルクト広場からブライテ通りに入るとすぐ右側にカフェ・ヴィーンというカフェがあります。　1583年に建てられたこの家は 1897年以来のパンとケーキの老舗です。

カフェ・ヴィーン

土産物屋の店先には必ず魔女の人形が置かれています。　　ここハルツ地方には多くの魔女伝説が残っています。　　伝説によると五月祭の前夜、「ヴァルプルギスの夜」になると魔女や妖怪がブロッケン山に集まるそうです。　ヴェルニゲローデはこのハルツ地方の最高峰ブロッケン山に登る拠点なのです。

店先の魔女人形		店先の魔女人形

土産物屋の店先には魔女人形があふれています。 あなただったらこの人形をお土産に買いますか？ 私の娘は一つも買いませんでした。 言われてみれば、可愛らしい人形ではありません。

ブライテ通りには他にも注目すべき古い家がいくつかあります。

		６２番地にあるかつての職人の家もその一つです。　正面の厚板に彫刻された忍冬模様（パルメット）はハルツ地方でよく見られるものです。 ６２番地の職人の家の拡大写真は次のサイトで見ることができます。
ブライテ通り６２番地の家

７２番地のクルメルの家 (Das Krummelsche Haus) はその前面を覆い尽くすレリーフでひときわ目を引きます。　1674年に穀物商ハインリッヒ・クルメルによって建てられたものです。 クルメルの家のレリーフの拡大写真は次のサイトで見ることができます。
	クルメルの家 (Das Krummelsche Haus)

クルメルの家 (Das Krummelsche Haus) とその並び
	ブライテ通りの古い家

ブライテ通りのはずれに近い９５番地の「クレルの鍛冶屋」 (Die Krellsche Schmiede) には２階の壁に馬の首の看板が付いています。　1678年に建てられたこの家は現在鍛冶屋博物館として公開され装蹄作業などを見学できるそうです。

「クレルの鍛冶屋」 (Die Krellsche Schmiede)	「クレルの鍛冶屋」の説明書

今日もよく歩きました。　ブライテ通りで夕飯を食べ、ホテルに戻ることにしましょう。

マルクト広場の出来事
NEXT



ヴェルニゲローデの他のページ

駅から旧市街へ | 市庁舎とマルクト広場 | ヴェルニゲローデ城 | 市内散策（その１）
マルクト広場の出来事ほか