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| 聖ガヤネ教会 |
聖ガヤネ教会はエレヴァンの西20キロ、宗教の中心地ヴァガルシャパト（エチミアジン）にある七世紀の教会です。すぐ近くにはエチミアジン大聖堂があります。
聖ガヤネ教会は、カトリコスのエズラ1世によって630年に建てられました。
ガヤネは、290年頃にアルメニアのティリダテス3世によって他の修道女と共に殉教し、その後アルメニア使徒教会の聖人となった人物です。
2000年にはエチミアジン大聖堂、聖リプシメ教会などとともにユネスコの世界遺産に登録されています。
この聖ガネヤ教会は当サイト内のホルヴィラップ修道院と聖リプシメ教会から話がつながっています。是非ご覧下さい。
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| 聖ガヤネ教会の入口 |
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| 聖ガヤネ教会の入口（門上部） | 案内板（聖ガヤネ教会） |
先ず、外観を見てみましょう。
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| 聖ガヤネ教会 |
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| 聖ガヤネ教会 |
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| 西ファッサード |
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| 聖ガヤネ教会 | 聖ガヤネ教会の西扉口 |
ドームは1652年に改修され、西側のファサードの三重アーチの柱廊は1683年にアルメニアの著名な聖職者の墓所として増築されました。
 西側柱廊と聖職者の墓所（聖ガヤネ教会） |
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| 西側柱廊と聖職者の墓所（聖ガヤネ教会） |
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| 西扉口上部のフレスコ画（聖ガヤネ教会） | 西扉口上部のフレスコ画（聖ガヤネ教会） |
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| 南側の扉口（聖ガヤネ教会） |
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| 聖ガヤネ教会の東側 |
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| 聖ガヤネ教会（右北側） |
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| 聖ガヤネ教会の北扉口 |
西側の入口から堂内へと進みます。
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| 聖ガヤネ教会 | 聖ガヤネ教会 |
聖ガヤネ教会は、堂内を四つの柱が身廊を分割し、八角形のドラムを頂く三身廊のドーム型教会です。
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| 聖ガヤネ教会 |
 東後陣の祭壇（聖ガヤネ教会） |
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| 南側廊から東方向（中央後方が聖ガヤネの墓所入り口） |
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| 聖ガヤネ教会の祭壇 |
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| 聖ガヤネ教会の祭壇 | 聖ガヤネ教会の祭壇 |
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| 聖ガヤネ教会の祭壇 | 聖ガヤネ教会の祭壇 |
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| 聖ガヤネ教会の祭壇エプロンの彫刻 |
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| 聖ガヤネ教会（南から北方向） |
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| 聖ガヤネの墓所入り口 |
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| 中央後方が聖ガヤネの墓所入り口 | 聖ガヤネの墓所入り口上部の聖ガネヤ像 |
聖ガネヤの墓所入口の上部に三人の聖女像が掲げられています。中央で殉教の象徴である棕櫚の枝を持っているのが聖ガヤネでしょう。
言い伝えによればガヤネと共に二人の修道女がこの地で殉教しています。両脇の女性がそれではないでしょうか。
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| 聖リプシメの墓の入口 |
聖ガヤネ教会は、西暦301年にアルメニアがキリスト教に改宗した時期に聖ガヤネが殉教した場所に建っています。
5世紀のアルメニアの歴史家アガサンゲロスは、当時ローマでキリスト教の修道女だった若くて美しいリプシメが、ローマ皇帝ディオクレティアヌスと強制的に結婚することになったと書いています。
リプシメと修道院長のガヤネは他の修道女たちと共に暴君の皇帝から逃れるため、アルメニアに逃れました。
異教のアルメニア王ティリダテス三世はディオクレティアヌスからの手紙でリプシメの美しさを知ります。ティリダテスは修道女たちが隠れている場所を発見しリプシメに魅せられました。
しかし、求婚を拒否されると、リプシメは現在聖リプシメ教会が建っている場所で拷問され殉教し、ガヤネも後に聖ガヤネ教会が建てられたこの場所で拷問され殉教しました。リプシメが拷問を受けている間、ガヤネは「元気を出して、しっかりと立ちなさい」とリプシメを励ましたそうです。
残りの38人の無名の修道女達は、ショガカット教会の場所で殉教しました。
リプシメとガヤネ以外の無名の修道女の数は私が読んだ解説でも34から38人でまちまちです。この墓室に描かれているのは36人です。その上に描かれたキリストの右側で殉教の象徴である棕櫚の枝を持った女性がたぶん聖ガヤネで左側が聖リプシメではないでしょうか。
また、この壁画は真新しく最近改装されたようです。
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| 聖ガヤネの墓の壁画 |
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| 聖ガヤネの墓室の扉（内側より） |
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| 聖ガヤネ教会 |
 聖ガヤネ像 |
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| 聖ガヤネ像 |
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| 聖ガヤネ教会内 | 聖ガヤネ教会 |
 聖ガヤネ教会 |
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| 聖ガヤネ教会 |
聖ガヤネ教会の見学はこれで終わりです。
次はエチミアジン大聖堂へ向かいます。
