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| サン・エステベ・ドリウス教会 |
カルダネー川の右岸にひっそりと建つオリウスのサン・エステヴェ教区教会の歴史は985年に遡ります。現在の建物は11世紀の後半のもので、古い礼拝堂の上に建てられ、1079年にウルジェイの司教ベルナート・ギレムにより聖別されています。
まず外観から見てみましょう。
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| サン・エステベ・ドリウス教会 |
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| サン・エステベ・ドリウス教会 | サン・エステベ・ドリウス教会 |
後陣外壁はブラインドアーチのロンバルディア帯で装飾されています。後陣の北側には四角形の鐘楼が付属しており、その塔頂の各面には開口部がありその下部には縦に細長い狭間が見えます。
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| サン・エステベ・ドリウス教会（西側） |
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| サン・エステベ・ドリウス教会（西側） | サン・エステベ教会（南側） |
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| サン・エステベ教会の入口（南側） |
現在の入口は上部に太い迫石（voussoir）が積まれた南側の扉口ですが、元来は西側だったようです。
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| サン・エステベ・ドリウス教会の案内板 | サン・エステベ・ドリウス教会の外壁石 |
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| サン・エステベ・ドリウス教会のプラン |
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| サン・エステベ・ドリウス教会（身廊より東） |
堂内は単身廊で半円の後陣を伴っており、四つの迫持アーチで支えられた筒型ヴォールトの天井で覆われています。
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| サン・エステベ・ドリウス教会（身廊より東） |
堂内には祭壇が二つあり、身廊より高い位置の内陣は聖エステヴェ（聖ステファノ）に捧げられ、内陣下のクリプトは聖墓（Saint-Sépulcre）と聖母マリアに捧げられています。
そして、その両方が身廊から見ることができる非常に珍しい構造になっています。同じ様な例は明日訪れるカルドナのサン・ヴィンセンス教会（Sant Vicenç de Cardona）でも見られます。
クリプトへの階段は16世紀のもので、元来はこの両側にありました。
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| サン・エステベ・ドリウス教会のクリプト |
クリプト内は不揃いな柱頭を伴う６本の柱により三廊に分けられ、天井は交差ヴォールトで覆われています。また、後陣の下部に設けられた三つの窓が明かり取りの役目を果たしています。
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| サン・エステベ・ドリウス教会のクリプト |
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| サン・エステベ・ドリウス教会のクリプト | サン・エステベ・ドリウス教会のクリプト |
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 クリプト内の磔刑像 |
| クリプト内の祭壇 |
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| 身廊の聖人像 | 身廊の聖人像 |
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| 身廊の聖人像 | 身廊の聖人像 |
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| 身廊の柱 |
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| サン・エステベ教会の身廊（西方向） | サン・エステベ教会の身廊（西方向） |
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| サン・エステベ教会の身廊（西方向） |
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| サン・エステベ教会の身廊（内陣より西方向） | サン・エステベ教会の身廊（西方向） |
 モデルニスモ墓地（この向かいがサン・エステヴェ教会） |
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| モデルニスモ墓地の入口 |
サン・エステヴェ教会のすぐ近くに1916年に完成したガウディー風のモデルニスモ墓地があります。ガウディーの影響を受けた建築家Bernardi Martorell i Puigによるものです。墓地内の撮影はやめておきました。
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| モデルニスモ墓地の説明板 |
オリウスのサン・エステベ教会の見学はこれで終わりです。これから今晩の宿泊先カルドナのパラドールに向かいます。
