サン・ヴィターレ聖堂 |
ラヴェンナはその初期キリスト教建築物群がユネスコ世界遺産に登録されています。今日はそのうちのサン・ヴィターレ聖堂、ガッラ・プラキディア廟堂そして郊外のサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂を見学します。
案内表示板 | サン・ヴィターレ聖堂前の通り |
サン・ヴィターレ聖堂の入口 | サン・ヴィターレ聖堂の入口 |
サン・ヴィターレ聖堂 | サン・ヴィターレ聖堂 |
サン・ヴィターレ聖堂 |
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サン・ヴィターレ聖堂 |
サン・ヴィターレ聖堂の解説はこちらを見て下さい。
サン・ヴィターレ聖堂 |
サン・ヴィターレ聖堂は八角形の聖堂でその内部は初期ビザンティン美術のモザイク画で埋め尽くされています。特に後陣のモザイク画は有名です。
前回来たときは写真撮影は禁止でしたが、今回はOK、フラッシュもOKです。
天井のモザイク画 中央に「神秘の子羊」=キリスト |
天井のモザイク画 | 中央に「神秘の子羊」=キリスト |
サン・ヴィターレ聖堂 |
後陣にはよく写真で紹介されているモザイク画があります。
先ず正面後陣の天井モザイク画です。
中央にキリスト(Zの印)、両脇に天使、そして左右両端の人物ですがその上部に名前が記されています。
向かって左端が聖ヴィターレ(サン・ヴィターレ)です。キリストは聖ヴィターレに殉教者の冠を授けています。右端で聖堂のモデルを持っているのがラヴェンナ司教エクレシウスです。
サン・ヴィターレ聖堂 | サン・ヴィターレ聖堂 |
さらにその下の三つの窓を挟んだ左側に「ユスティニアヌス1世と随臣」、右側に「皇妃テオドラと侍従」のモザイク画が見られます。
ユスティニアヌス1世と随臣 |
中央の光背の人物が東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世です。その左が東ローマ帝国の将軍ベリサリウス、右側の二人目がこの聖堂を献堂した大司教マクシミアヌスだそうです。マクシミアヌスの頭上にはちゃんと名前も書いてあります。
ユスティニアヌス1世と随臣 | ユスティニアヌス1世と随臣 |
皇妃テオドラと侍従 |
皇帝ユスティニアヌス1世と向かい合うように右壁面には「皇妃テオドラとその侍従達」のモザイク画があります。
サン・ヴィターレ聖堂 | 皇妃テオドラと侍従 |
サン・ヴィターレ聖堂 |
サン・ヴィターレ聖堂 | 三人の旅人(天使)をもてなすアブラハム(左)・イサクの犠牲(右) |
アブラハムが三人の旅人(実は天使)をもてなしています。天使はアブラハムに年老いた妻サラが男の子を産むことを伝えます。それを聞いたサラは信じられない様子で心の中で笑っています。(創世記第18章)
右側では年老いて授かったイサクを神に捧げようとするアブラハムが描かれています。(イサクの犠牲)
サン・ヴィターレ聖堂 |
アダムとイブの次男アベルが仔羊を神に捧げています。右側の人物はメルキゼデクと記されています。
アベルとメルキゼデク | アベルとメルキゼデク |
サン・ヴィターレ聖堂 |
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サン・ヴィターレ聖堂 |
サン・ヴィターレ聖堂 | サン・ヴィターレ聖堂 |
堂内床のモザイク画 |
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堂内床のモザイク画 |
次は同じ敷地内にあるガッラ・プラキディア廟堂へと進みます。
ガッラ・プラキディア廟堂内は非常に狭く見学者も多いため10分ほどの時間制限での見学でした。
ガッラ・プラキディア廟堂の解説はこちらを見て下さい。
ガッラ・プラキディア廟堂 |
ガッラ・プラキディア廟堂 |
ガッラ・プラキディア廟堂 |
ガッラ・プラキディア廟堂 | ガッラ・プラキディア廟堂 |
キリストを象徴する「善き牧者」のモザイク画 | キリストを象徴する「善き牧者」のモザイク画 |
聖ラウレンティウスの殉教 | 聖ラウレンティウスの殉教 |
次はバスで郊外のサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂へ向かいます。
ラヴェンナの初期キリスト教建築物群のほとんどはラヴェンナ市内にあり徒歩で見て回ることができますが、ここサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂だけは郊外の交通の不便な場所にぽつんと建っています。
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂についての解説はこちらを見て下さい。
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂前広場の牛のオブジェ |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂(堂内全景) | サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂(堂内全景) |
後陣のモザイク画 | 後陣のモザイク画 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂は後陣上部のアーチ壁面に描かれたモザイク画が有名です。
聖アポリナリス |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 | サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
後陣壁面最上部の中央にキリスト、左右に四福音書記者の象徴がモザイクで描かれています。
キリスト |
ヨハネ(鷲) | マタイ(天使) |
マルコ(獅子) | ルカ(雄牛) |
聖アポリナリスの左右には12頭の羊が描かれています。 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
東ローマ皇帝コンスタンティノス4世のモザイク画 |
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大天使ミカエル(上)・聖マタイ(下) |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 | メルキゼデク(中央)、アベル(右)、アブラハムとイサク(左) |
大天使ガブリエル(上)・聖ルカ(下) | サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 | サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 | サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 |
柱頭彫刻 | 柱頭彫刻 |
石棺 | 石棺 |
前菜(パスタ) | メイン(肉とフンギ) |
今日の昼食はボローニャ郊外、ランボルギーニの工場を少し過ぎた街道沿いのレストラン「Maggi」でした。
デザート(チーズクリーム・ブルーベリーソース添え) |
さて食後はヴェネチアまでまた長い移動です。
水上タクシー乗り場 | 水上タクシーにて |
夕刻6時40分、ヴェネツィアのサンタ・ルチア駅近くの駐車場に到着しました。これから水上タクシーで本島のホテルに向かいます。
レデントーレ教会(水上タクシーより) |
サン・マルコ広場の鐘楼とドゥカーレ宮(水上タクシーより) |
サン・マルコ広場の鐘楼とドゥカーレ宮が見えてきました。もうすぐホテルに到着です。
ホテルはサン・マルコ広場まで歩いて十分少々のホテル・ガブリエッリです。このホテルは初めてヴェネチアに来たときも泊まっています。 ホテルのレストランで夕食後、サン・マルコ広場まで散策に出かけました。
溜息橋 | 運河 |
サン・マルコ広場とサン・マルコ聖堂 | サン・マルコ聖堂前の時計塔 |
サン・マルコ広場 | サン・マルコ広場のカフェ |
明日は観光最終日です。午前はドゥカーレ宮を団体見学し、その後はゴンドラと昼食をキャンセルして、サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会、サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(サン・ロッコ大同信組合)さらにアカデミア美術館を訪ねながら迷宮都市ヴェネツィアを散策する予定です。