ミュレダッハのハイクロス(Muiredach's Cross)モナスターボイスス |
モナスターボイスは聖ブイテ (Saint Buithe)(ビュイテ Buite) によって五世紀に設立された初期キリスト教の修道院跡です。
観光のメインは巨大なハイクロスです。
モナスターボイスの詳細はこちらを見て下さい。
モナスターボイスの入口 |
モナスターボイス |
北教会跡とラウンドタワー | 北教会跡 |
北教会跡 |
北教会跡の磔刑像 |
ラウンドタワー | ウエスト・ハイクロス と ラウンドタワー |
高さ28.5 mのラウンドタワー(円塔)は保存状態が良いそうですが塔頂部は崩れ、屋根がありません。
西のハイクロス(東側) |
北教会跡の西側、ラウンドタワー(円塔)の前方に建つ西のハイクロスは高さ6.5メートルあり、アイルランドで最大のものです。
各面には聖書の主要場面が描かれています。
この東側の面には、キリストの洗礼、 墓の中のキリスト、ゴリアテの頭を持つダビデ、モーセが岩を打って水を出す、手を洗うピラト、神殿の柱を倒すサムソン、聖アントニウスの誘惑、ダビデに油を注ぐサムエルなどが描かれていると言うのですが、私にはそれぞれを特定することはできません。
西のハイクロス(東側上部) | 西のハイクロス(東側下部) |
西のハイクロス(東側) と ラウンドタワー |
西のハイクロス(東側) と ラウンドタワー(下部) |
西のハイクロス (西側) | 西のハイクロス (西側) |
西のハイクロス 上部(西側) |
西側の上部には磔刑のキリストが描かれています。このキリストは手首まで袖のある衣服を纏っている点が異例です。
西のハイクロス (西側)上半分 | 西のハイクロス (西側)下半分 |
モナスターボイスで一番有名なミュレダッハのハイクロス(Muiredach's Cross)です。アイルランドで最も素晴らしいハイクロスとされています。
その名は923年に亡くなった修道院長ミュレダッハ・マック・ドムネイル(Muiredach mac Domhnaill)にちなんでいます。
高さは5.5mで西のハイクロスより1m低く、ずんぐりとした印象です。表面には旧約聖書および新約聖書の主要場面が描かれています。
ミュレダッハのハイクロスの詳細はこちらを見て下さい。
ミュレダッハのハイクロス | ミュレダッハのハイクロス |
ミュレダッハのハイクロス | ミュレダッハのハイクロス(説明板) |
それでは、各面の細部を見てみましょう。
ミュレダッハのハイクロス(西面) |
モーセの手を支えるアロンとフル(最上部)アマレク人との戦いの場面 |
キリストの磔刑(右翼はキリストの墓で眠る兵士) |
使徒の伝道 |
トマの不信 |
キリストの捕縛 |
ミュレダッハのハイクロス(東面) |
ミュレダッハのハイクロス(西面) |
隠修士聖パウロと聖アントニウスの食事(右下にはパンを運んできたカラスがいます) |
最後の審判 |
祝福された者(左) キリスト(中央) 地獄に堕ちる者(右) |
聖ミカエルの魂の計量 |
マギの礼拝 |
岩を打つモーセ(民数記20章) |
ダビデとゴリアテの戦い |
アダムとイブ(左) カインとアベル(右) 二頭のライオン(下段) |
ミュレダッハのハイクロス(南面) 右は東面 |
1.騎手 黙示録の四騎士の一人かも知れない | 2.手を洗うピラト |
3.不明 | 4.巻かれた植物の中に6匹の動物 |
5.模様 | 6.模様 |
ミュレダッハのハイクロス(北面) 右は西面 |
1.最上部 | 2.不明 |
3.不明 | 4.模様 |
5.模様 | 6.模様 |
モナスターボイスの観光はこれで終わりです。
次はベルファストに向かいます。