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| アングレーム大聖堂 |
サントを10時28分の電車で発ち、11時27分、アングレームに到着しました。目指す大聖堂は高台の上にあります。バスも頻繁に往復していますが、時間の節約のため大聖堂前までタクシーを利用しました。（6.50€）
アングレームについてはこちらを見て下さい。
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| アングレームのサン・ピエール大聖堂 |
アングレーム大聖堂の見所は全体が多くの彫刻で飾られた西ファッサードです。
ファッサードの装飾といえば扉口とその周辺に集中しているものがほとんどですが、このファッサードではその大壁面をキャンバスとしてキリストの昇天と再臨（最後の審判）が一体となって描かれています。人物像はブラインドアーチ内に配され、キリストを仰ぎ見ています。
先ずファッサード全体を概観し、その後で上層部から細部を見ていきます。
ファッサードの彫刻はかなり上の方なので細部を見るには望遠鏡が必要です。
また、ファッサード前の広場は歪な三角形で、真正面から全体の写真を撮るには超広角レンズが必要です。上の写真は斜に最も後退した場所から撮ったものです。
アングレーム大聖堂の解説はこちらを見て下さい。
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| アングレーム大聖堂のファッサード | アングレーム大聖堂のファッサード |
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| アングレーム大聖堂のファッサード |
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| アングレーム大聖堂ファッサードの上層部 | アングレーム大聖堂のファッサード（見上げ） |
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| アングレーム大聖堂のファッサード（見上げ） | アングレーム大聖堂のファッサード |
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| ファッサード最上部の塔 |
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| ファッサード最上部の中央部分 |
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| ファッサード最上部の北塔 | ファッサード最上部の南塔 |
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| キリストと福音書記者のシンボル |
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| キリストと福音書記者のシンボル |
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| キリストと天使 |
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| キリスト |
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| キリスト（見上げ） |
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| 福音書記者のシンボル ヨハネ 鷲 | 福音書記者のシンボル マタイ 天使 |
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| 福音書記者のシンボル マルコ 獅子 | 福音書記者のシンボル ルカ 雄牛 |
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| 左側のブラインドアーチ | 右側のブラインドアーチ |
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| 選ばれた者達 |
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| 天使（中央部分） |
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| 選ばれた者達（左端のブラインドアーチ） | 選ばれた者達（中央左のブラインドアーチ） |
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| 選ばれた者達（中央右のブラインドアーチ） | 選ばれた者達（右端のブラインドアーチ） |
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| 使徒達 |
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| 左上層の使徒達（中央の使徒は鍵を持っているのでペテロ、右は女性のように見えるのでマリアか） |
上の写真は左上層の使徒像です。真ん中の使徒は鍵を持っているのでペテロでしょう。
また、右の像は女性のように見えます。
ある資料によると、これら左右の二層には十一人の使徒と一人の女性像が配されているそうです。この右の女性と思われる像はペテロの前で、キリストから見て右側の一番近い位置にあるので聖母マリアなのでしょうか。しかし、使徒が十一人と言うのもちょっと変な気がします。
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| 左上層の使徒達 |
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| 右上層の使徒達 |
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| 右下層の使徒達 |
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| 悪魔に責められる地獄に堕ちた者（左端） | 悪魔に責められる地獄に堕ちた者（右端） |
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| ファッサードの下半分 |
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| 聖ゲオルギオス | 聖マルティヌス |
扉口の左右斜め上部には騎士のレリーフが配されています。
向かって左側は聖ゲオルギオス（ゲオルク）がドラゴンを退治し、生け贄の王女を助ける場面です。
右側は聖マルティヌス（マルタン）が寒さに震える物乞い（キリスト）にマントを裂いて与える場面です。
これらのレリーフは1851年と1856年に撮影された写真には存在せず、恐らくこの場所には嘗て別のレリーフがあり、1808年のファッサードの変更の際、撤去されたと考えられています。
現在我々が目にするものは19世紀後半の修復の際新たに追加されたものです。
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| ドラゴンを退治する聖ゲオルギオス | 物乞いにマントを裂いて与える聖マルティヌス |
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| アングレーム大聖堂の扉口と左右のブラインドアーチ |
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| キリストと天使 |
扉口と左右各二つのブラインドアーチのタンパンは19世紀後半に修復されたものです。
扉口の大きなタンパンにはキリストと二人の天使が描かれ、その他の四つのタンパンには十二使徒が三人ずつ配されています。扉口右隣のタンパンには鍵を持った聖ペテロ（左側）が見えます。
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| 三人の使徒（左端・北側） | 三人の使徒（中央扉口の左隣） |
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| 聖ペトロ（左）と二人の使徒 | 三人の使徒（右端・南側） |
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| 中央扉口下部のレリーフ |
扉口と左右のブラインドアーチ下部のリンテル（楣）に施されたレリーフです。
扉口の右隣のリンテルには武勲詩ローランの歌のサラゴサの勝利が描かれています。
シャルルマーニュの甥ローランが逃げるサラゴサのサラセン人王マルシルの右拳を切り落とし、マルシル王がサラゴサの城門の前で倒れる場面が描かれています。
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| 中央扉口右隣下部のレリーフ（ローランの歌：サラゴサの勝利） |
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| 中央扉口右隣下部のレリーフ（ローランの歌：サラゴサの勝利）部分 |
堂内へと進みます。
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アングレーム大聖堂内は修復のため主祭壇前には白い幕が張られ肝心なところはまったく見えませんでした。
修復のためでしょうか、全体が非常に真新しく、全体が白を基調とし、装飾が極端に少ないため単調で殺風景な印象です。
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アングレーム大聖堂の内部には私の興味を惹くものはありませんでした。ちょっとがっかりです。
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| 扉口の内側から見る大聖堂前 | アングレーム大聖堂の扉 |
気を取り直して、次は大聖堂のすぐ裏にあるアングレーム博物館に行ってみましょう。
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| 大聖堂の鐘楼 | 大聖堂の鐘楼 |
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 アングレーム博物館の裏口 |
| 大聖堂の北側の道より |
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| アングレーム博物館 | アングレーム博物館の入口 |
アングレーム博物館は大聖堂に隣接し、考古学、古生物学、美術、民族誌などに関する展示を見ることができます。入館は無料です。
（大聖堂近くの公衆トイレはここになります。）
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| 古生物学の展示 | 古生物学の展示 |
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| 柱頭彫刻 | 柱頭彫刻 |
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| 柱頭彫刻 |
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| 考古展示 | 考古展示 |
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| 考古展示 |
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| 考古展示 | 考古展示 |
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 司教杖 |
| 司教杖 |
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| アグリの黄金兜 | アグリの黄金兜 |
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| アグリの黄金兜の解説 |
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| サムソンとデリラ | アキレスとヘクトールの戦いの後のプリアモスと家族の悲しみ |
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| 絵画展示 | 絵画展示 |
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| 絵画展示 | 刀剣の展示 |
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| 礼拝堂の展示 | 19世紀のステンドグラス |
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| 礼拝堂の柱頭彫刻 |
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| 民族誌に関する展示 | 民族誌に関する展示 |
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| 民族誌に関する展示 | 民族誌に関する展示 |
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| ニューヨーク広場 | マリー・フランソワ・サディ・カルノーの像 |
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| マリー・フランソワ・サディ・カルノーの像 | マリー・フランソワ・サディ・カルノーの像 |
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| アングレーム市庁舎 | アングレーム市庁舎 |
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| アングレーム市庁舎 | アングレーム市庁舎 |
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| アングレーム市庁舎（中庭より） | アングレーム市庁舎（中庭より） |
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| アングレームの中央市場 |
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| アングレームの中央市場 |
アングレーム駅までは中央市場前のバス停（Les Halles）から路線バスを利用します。
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| アングレーム駅前 | アングレーム駅 |
これから16時41分の電車でポワティエに向かいます。ポワティエまでは1時間少々です。
