ロワールの古城　シノン城　アゼ・ル・リドー城　ヴィランドリー城　アゼルリドー城

第３日目　平成９年８月１０日（日）の続き　（前ページより）

■ シノン城　■

バスはロワール川の支流ヴィエンヌ川を挟み丘の上のシノン城が見えるところで写真ストップした後、橋を渡り川岸に停車した。　ここで昼食（自由食）を兼ねた自由行動となる。シノン城はすでに荒城となっているが、その昔敗色濃くなったイギリスとの百年戦争でフランスに勝利をもたらした救国の乙女ジャンヌダルクがシャルル７世に謁見する舞台となった。
シノンでの自由時間は食事をするには十分だが町も観光するには短すぎる。　ましてや丘の上の城まで見ようとするなら昼食は諦めなければならない。　我々は広場に面した趣のあるレストラン「Jeanne de France」でゆっくり食事をすることにした。　料理もまあまあで、娘もクレープがあったのでご機嫌であった。

シノン城を望む

■ アゼ・ル・リドー城　■

昼食後アゼ・ル・リドー城へ向かう。午後からはかなり日差しが強くなり蒸し暑く参加者全員がかなりグロッキー気味である。　アゼ・ル・リドー城の観光は添乗ガイドの説明で順路に従って行われたが、暑さと疲労で誰も聞いていない。　一人スペイン人の母親が盛んに質問していた。

アゼ・ル・リドー城

アゼ・ル・リドー城（ビデオ画像）

■ ヴィランドリー城　■

バスはさらに本日最後の城ヴィランドリー城へ向かう。　日差しは一段と強くなってきた。城の見学は庭園がメインとなる。先ず、ガイドが庭園を一望するテラスから城の説明をした後自由見学となる。　しかし、広大な庭園には日陰はなく、ギラギラ照りつける太陽の下で庭園を見て回らなければならない。

ヴィランドリー城の庭

我々は早めに集合場所である城の入口の売店前に戻ったが、すでに参加者の大半がベンチに腰を下ろしていた。　誰もが疲れた顔をしていて互いに顔を見合わせ苦笑いしている。　縁あって今日一日行動を共にした参加者それぞれが「疲れた」、「暑い」という共通の話題で心が通じ合っていたような気がする。