ＨＯＭＥ ヨーロッパの旅へ Miltenberg 3 ミルテンベルク ドイツの旅へ ■　マルクト広場　■ ハウプト通りを抜けるとマルクト広場である。　数あるドイツのマルクト広場の中で最も美しい広場の一つだ。　 ミルテンベルクのマルクト広場 幸いまだ観光客はチラホラだが、入れ替わり立ち替わり広場中央の噴水の前に来ては記念写真を撮っている。　下の写真は誰もいなくなるのを気長に待って撮ったもので、観光写真でよく使われるのもこの角度からの写真だ。 マルクト広場の噴水 広場中央にある噴水は１５８３年にこの町の彫刻家（石工）ミヒャエル・ユンカーにより赤砂岩で造られた。　ミルテンベルクで最も美しいルネサンス様式の建造物である。　八角形の池の部分から伸びる円柱の上部には正義の女神ユスティティアの像が見られる。 また、ユスティティアの盾には大司教ヴォルフガング・フォン・ダールベルク (1582-1601) の紋章も見られる。 しかし、何と言ってもこのマルクト広場で目を引くのは独特な出窓のあるワインハウス (Weinhaus) だ。　この建物は三十年戦争当時レオナルド・ガックシュタットが所有していたため昔は「ガックシュタットの家」と呼ばれていた。　現在はホテルで食事もできるそうだ。 ユスティティアの像とワインハウス ワインハウスの斜向かいにある旧代官所もすばらしい木骨組の建物だ。　この建物は１５４１年にマインツの代官ベルンハルト・フォン・ハルトハイムが古い建物の基礎の上に建てたもので、１６２５年にはマインツのワイン醸造所として買い取られた。　現在はミルテンベルク市博物館として使われている。（下の写真左-紺色の三角屋根の家がミルテンベルク市博物館です。） それではこのミルテンベルク市博物館を見学してみよう。 マルクト広場全景 マルクト広場全景 ■　ミルテンベルク市博物館　■ ミルテンベルク市博物館の入り口は建物右から入った中庭にあるガラス張りの事務所で入場券を買い、中庭向かいの古い木の扉を開けて入る。 非常に分かりにくい上に見学者もほとんどいないので、閉館と勘違いして引き返してはいけない。 この博物館にはミルテンベルクとその周辺の貴重な文化史が展示されている。 展示の概要は一階が当館の歴史とローマ時代、２階がミルテンベルクの起源とバイエルン時代及び日常生活、三階が宗教美術に関するものだ。 マインツ門の紋章レリーフ Wappenrelief vom Mainzer Trum 上の写真の紋章レリーフは町の西側の城壁の塔であるマインツ門にあったものだ。　マインツ門は「尖塔」とも言われ町の西の境界として１３７９年に初めて文献に登場している。 謎を秘めた５メートルの一本石柱 (Toutonenstein)はとりわけ貴重なもので以前ミルデンブルク城内にあったが、現在この博物館に展示されている。 聖母像（1390年頃） 一本石柱 トウトネン石（Toutonenstein） 木彫 ミルテンベルク市博物館の展示 この博物館は思った以上に大きい。　そして、驚くことに一時間少々の見学の間、私以外に見学者は誰もいなかった。　館内の撮影はフラッシュを使わなければＯＫだ。 次はマルクト広場を見下ろすミルデンブルク城に行ってみよう。 ミルデンブルク城へ NEXT ミルテンベルクの最初のページへ 2005/11 2003年10月 ヨーロッパの旅へ ＨＯＭＥ ドイツの旅へ 画像等の複写・転用はご遠慮下さい。 Copyright(C) Izmreise all rights reserved