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| セリム峠の隊商宿 |
セリムの隊商宿は嘗てシルクロードの通り道であった標高2410メートルのセリム峠に残る隊商宿跡です。
アルメニア国内だけでなく現存する最も保存状態のよいものです。
建物に記されたアルメニア語とペルシャ語による碑文によるとアブー・サイードの治世下、チェザール・オベリアン王子によって建設され、1332年に大祭司エサイの司式で開設されました。
1956年から1958年にかけてと1961年の二度にわたって修復がなされています。
セリム峠の隊商宿の詳細についてはこちらを見て下さい。
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| セリム峠の隊商宿 |
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| セリム峠の隊商宿 | 隊商宿の案内板 |
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| セリム峠の隊商宿（北側から） | セリム峠の隊商宿（北側から） |
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| 隊商宿から望む山々 | 隊商宿から望む山々 |
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| セリム峠の隊商宿のプラン |
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| セリム峠の隊商宿（オベリアンの隊商宿） |
この隊商宿は玄武岩のブロックで建てられており入口は一箇所だけです。
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| セリム峠の隊商宿 | セリム峠の隊商宿 |
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| セリム峠の隊商宿 入口のある玄関ホール東隣（手前）には礼拝所が建っていました |
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| セリム峠の隊商宿（南ファッサード） |
全体的に装飾は控えめですが、入口のある南ファッサードの装飾は印象的です。上部右側には雄牛、左側にはギリシャ神話の怪獣キマイラがレリーフで彫られています。
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| セリム峠の隊商宿（南ファッサード上部の装飾） |
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 南ファッサード上部の装飾 |
| 南ファッサード上部の装飾 |
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| 南ファッサード上部の装飾 |
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| キマイラ（南ファッサード） | 雄牛（南ファッサード） |
 入口タンパンのペルシャ語による碑文 |
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| 隊商宿の入口 |
入口のタンパンにはペルシャ語の碑文が彫られていますが屋外のため損傷が著しく判読は難しいそうです。
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| 隊商宿の玄関ホール | 隊商宿の玄関ホール |
入口を入ると小さな玄関ホールがありその東壁には建設にまつわるアルメニア語による碑文が残っています。
こちらは屋内のため判読が比較的容易で冒頭に記載した内容が記載されています。
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| 隊商宿の玄関ホール | 隊商宿の玄関ホール東壁のアルメニア語の碑文 |
玄関ホールからその先の広間に入ります。
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| セリム峠の隊商宿（広間の中央廊） |
広間は七対の柱で中央廊と側廊の三つに仕切られています。 騾馬などの動物は広間左右の狭い側廊で休ませ、柱の間には石のかいば桶が設置され、コーナーには水溜もありました。
旅人は左右の側廊の西側に設けられた部屋で寝ていました。
各廊の天井には採光と喚起のための円形開口部オクルスが設けられ、その周りには独特な装飾が施されています。
内部は非常に暗く照明はオクルスから入るわずかな光だけです。これらの写真はライトを当てながらスローシャッターで撮ったものです。実際はこんなに明るくはありません。特に南北の側廊内はほとんど真っ暗な状態です。
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| 広間の中央廊 | 広間の中央廊 |
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| 広間の中央廊 | 広間の中央廊 |
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| 広間の中央廊 | 広間の中央廊 |
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| 広間の中央廊 | 広間の中央廊 |
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| 広間の中央廊 |
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| 広間の南側廊（騾馬などの動物用のスペース）暗い！ | 広間の北側廊（騾馬などの動物用のスペース）暗い！ |
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| 広間の北側廊（騾馬などの動物用のスペース）暗い！ |
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| 隊商宿の泉 |
隊商宿の東側から北に数十メートル坂を上り自動車道にでると向かい側に今も湧く泉があります。
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| 隊商宿の泉 |
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| 隊商宿の泉 | 隊商宿の泉 |
セリム峠の隊商宿の見学はこれで終わりです。
明日はタテヴ修道院に向かいます。
