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| ノラドゥズ墓地 |
ゲガルクニク地方のノラドゥズ村にあるノラドゥズ墓地（ノラトゥス墓地）は中世以来の共同墓地です。
ここにはアルメニアで最多、約1000のハチュカルを含む墓石が郡立しています。
現在アゼルバイジャンの飛び地となっているナヒチェヴァン自治共和国のジュルファ（Julfa）にあったアルメニア墓地には1990年代までこのノラドゥズ墓地より遙かに多い約一万基のハチュカル、墓石、記念碑が建っていました。しかし、2005年にアゼルバイジャン政府による組織的な破壊によって現在では痕跡さえなくなってしまったそうです。
ノラドゥズ墓地の概要についてはこちらを見て下さい。
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| ノラドゥズ墓地の入口 |
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| ノラドゥズ墓地 | ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 | ノラドゥズ墓地 |
広大な敷地には大小のハチュカルが郡立しています。
あるよく知られた民話はティムール軍が侵略した際のノラドゥズ墓地にまつわる故事を伝えています。
言い伝えによると14世紀にティムール軍がノラドゥズに迫ってきたとき村人達はハチュカルの頭に兜を置き剣を立て掛けました。それは遠くから見ると守備兵の大軍のようでした。それを見たティムール軍はノラドゥズ村を攻めることなく撤退したと云うことです。
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| ノラドゥズ墓地のハチュカル | ノラドゥズ墓地のハチュカル |
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| ノラドゥズ墓地のハチュカル |
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| ノラドゥズ墓地のハチュカル | ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 | ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 | 農作業の様子が描かれた墓石 |
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| ノラドゥズ墓地 | 婚礼の宴を襲われて皆殺しにされた話を伝える墓石 |
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| ノラドゥズ墓地 |
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| ノラドゥズ墓地 | ノラドゥズ墓地 |
 ノラドゥズ墓地の小礼拝堂 |
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| ノラドゥズ墓地の小礼拝堂 |
墓地内の古い小さな礼拝堂の北隣に二つのハチュカルが並んで建っています。
その一つの周りにはガラスの破片が散らばっています。これはある儀式によるものだそうです。
もうひとつのよく知られた民話はこう伝えています。
ノラドゥズ村からそう遠くない修道院の修道士テル・ホヴァネジ・ホヴァキミヤン(1780–1870)はノラドゥズ村の葬儀を執り行っていました。修道院から村までの往復には約二時間かかるため、彼はノラドゥズ墓地に小さな房を建てていました。
九十歳になったとき彼は仲間の修道士達に自分を生身のまま埋葬するよう頼みこう言ったそうです。
「死を恐れてはならない。あなた達も恐れないように。神以外の何者も恐れてはならない。恐れを抱くものは私の元に来なさい。墓石に水を注ぎ、水を飲み、顔、胸、腕、足を洗いなさい。そして、その容器を割りなさい。そうすれば恐怖は消え去るだろう。」
それ以来、人々はこの儀式を行うために彼の墓に来て、ガラスの破片を散らかしたままにしています。
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| 小礼拝堂の内部 |
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| ノラドゥズ墓地 |
ノラドゥズ墓地の見学はこれで終わりです。
次はセリム峠の隊商宿跡に向かいます。
