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| ゴシャヴァンク修道院 |
ゴシャヴァンク修道院は12または13世紀に創建されました。比較的保存状態がよく、現存する最も素晴らしいと言われるハチュカルを所蔵しています。
ゴシャヴァンク修道院は1188年の地震で倒壊したゲティック（Getik）と呼ばれた修道院跡に建てられました。そのため創建当時は「新しいゲティック」という意味のノル・ゲティック（Nor Getik）と呼ばれていました。
12世紀の学者、作家、司祭であり最初の刑法典を起草したムキタル・ゴッシュ（Mkhitar Gosh）が修道院の再建に尽力しました。
ゴシャヴァンクと呼ばれるようになったのはムキタル・ゴッシュの没後だそうです。
彼はゴシャヴァンク修道院に学校を設立し、ここで学んだ13世紀の歴史家キラコス・ガンザケッツィ（Kirakos Gandzaketsi）は「アルメニアの歴史」を著しています。
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| ゴシャヴァンク修道院（駐車場より） | 参道の土産物店 |
ゴシャヴァンク修道院の概要についてはこちらを見て下さい。
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| ゴシャヴァンク修道院 |
ゴシャヴァンク修道院には外壁がありません。建物は互いに接近しており、周囲は民家に囲まれています。
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| ゴシャヴァンク修道院 | ゴシャヴァンク修道院 |
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| ゴシャヴァンク修道院 | ゴシャヴァンク修道院 |
院域に入ると正面のガヴィットに続くアプローチ沿いに天秤を手にするムキタル・ゴッシュの像が我々を迎えます。
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| ムキタル・ゴッシュの像 | ムキタル・ゴッシュの像 |
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| ムキタル・ゴッシュの像 |
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聖母マリア教会（Astvatsatsin教会）のガヴィットへと進みます。
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| 聖母マリア教会のガヴィット（西ファッサード） |
聖母マリア教会のガヴィットは聖母マリア教会の着工の6年後の 1197年から1203年に架け建設されました。
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 聖母マリア教会のガヴィット扉口タンパン タンパンは二色の石板を五枚組み合わせている |
| 聖母マリア教会のガヴィット扉口 |
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| 聖母マリア教会のガヴィット扉口右側に置かれたハチュカル |
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| 聖母マリア教会のガヴィット（西から東方向） |
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| 聖母マリア教会ガヴィットのドーム | 聖母マリア教会ガヴィットのドーム |
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| 聖母マリア教会のガヴィット（東から西方向） |
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| 聖母マリア教会のガヴィット（北から南方向） | 聖母マリア教会のガヴィット（東から西方向） |
 聖母マリア教会のガヴィット（南から北方向） |
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| ガヴィット内東南隅の階段 何処に通じているのか？ |
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| 聖母マリア教会ガヴィットの灯明台（白い部分は上部窓から射す光） |
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| 聖母マリア教会ガヴィット内の石柱 |
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| 聖母マリア教会ガヴィット内の石柱 | 聖母マリア教会ガヴィット内の柱頭彫刻 |
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| 聖母マリア教会ガヴィット内の石柱 | 聖母マリア教会ガヴィット内の石柱 |
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| 聖母マリア教会へ続く扉口（聖母マリア教会のガヴィット内）西から東方向 |
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| 聖母マリア教会への扉口 | 聖母マリア教会への扉口 |
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| 聖母マリア教会への扉口左側 | 聖母マリア教会への扉口右側 |
ガヴィットの東側に聖母マリア教会に入る扉があります。
聖母マリア教会（Astvatsatsin教会）へと進みます。
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| 聖母マリア教会 |
ゴシャヴァンク修道院の主聖堂である聖母マリア教会（Astvatsatsin教会）は1191年から1196年に架けハテルク(Haterk) の君主ヴァフタン（Vakhtang）とその妻アルツカタン（Arzukhatun）の支援により建造されました。
※人名については詳細不明
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| 聖母マリア教会 | 聖母マリア教会 |
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| 聖母マリア教会 | 聖母マリア教会 |
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| 聖グレゴリウス教会（左）と聖母マリア教会（右）の東側 |
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| 聖母マリア教会の東側 | 聖母マリア教会の北側 |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会（西側） |
ガヴィットの南側に隣接して小さな啓蒙家グレゴリウス教会（聖グリゴール・ルサヴォリッヒ教会）があります。1237年から1241年にかけ、ハテルク?の君主、ヴァフタンの孫であるグリゴール・トゥガ（Grigor-T'gha 詳細不明）によって建てられました。
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| 啓蒙家グレゴリウス教会（西側） |
啓蒙家グレゴリウス教会前の高い台座の上にハチュカルが建っています。修道院のハチュカルのなかでも際だって素晴らしいこのハチカルは工匠パヴゴス（Pavghos or Poghos ）により1291年に製作されたものです。その緻密な細工はレース編みに例えられています。
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| 啓蒙家グレゴリウス教会前のハチュカル」 | レースのハチュカル |
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| レースのハチュカル（部分） | レースのハチュカル（部分） |
啓蒙家グレゴリウス教会の建物にも細かい彫刻が施されています。特に西ファッサード上部の細い縦長窓の周り、そして扉口上部のタンパンとアーキヴォルトです。後者は先が尖ったオージーアーチになっています。
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| 啓蒙家グレゴリウス教会西ファッサード上部の彫刻 |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会扉口のタンパン（西側） |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会扉口のタンパン | 啓蒙家グレゴリウス教会扉口上部の彫刻 |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会の東側（奥の建物） | 啓蒙家グレゴリウス教会の東側（左側の建物） |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会の東側 | 啓蒙家グレゴリウス教会東側の彫刻 |
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| 啓蒙家グレゴリウス教会の内部 |
啓蒙家グレゴリウス教会の内部は非常に狭い空間です。
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| 啓蒙家グレゴリウス教会の内部 | 啓蒙家グレゴリウス教会の祭壇 |
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| 聖グレゴリウス教会（西ファッサード） |
聖グレゴリウス教会はムキタル・ゴッシュ（Mkhitar Gosh）の後継者マルティロストとグリゴール兄弟の命により1208年から1231年にかけ主聖堂の南隣に建てられました。
その場所は嘗て木造の洗礼者ヨハネ教会があった場所ではないか考えられています。
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| 聖グレゴリウス教会（西ファッサード） | 聖グレゴリウス教会西ファッサード （手前はダブルチャペル） |
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| 聖グレゴリウス教会（西ファッサード前のハチュカル） |
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| 聖グレゴリウス教会の南側 | 聖グレゴリウス教会（南側壁面の日時計） |
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| 聖グレゴリウス教会（東側） |
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| 聖グレゴリウス教会（左）と聖母教会（右）の東側 | 聖グレゴリウス教会（左）の東側と北側 |
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| 聖グレゴリウス教会北壁面の三角状のニッチ |
聖グレゴリウス教会の外壁にはドームの重量を分散し、地震から守る方法として縦長の三角状のニッチが西側を除く各面に設けられています。この時代の新しい工法で同様のニッチは主聖堂の外壁にも見られます。
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 聖グレゴリウス教会 |
| 聖グレゴリウス教会 |
 聖グレゴリウス教会 |
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| 聖グレゴリウス教会 |
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| ギャラリー（西から東方向） | ギャラリー（西から東方向） |
ギャラリーは13世紀に建造されたガヴィットと鐘楼の地階部分に挟まれた通路です。この通路に図書館（図書保管庫）の入口があります。
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| 図書館（図書保管庫） |
図書館はこの上階部分の鐘楼と共に1241年から1291年にかけて段階的に建造されたようです。
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| 図書館（図書保管庫） | 図書館（図書保管庫） |
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| 図書館（図書保管庫） | 図書館（図書保管庫）の聖母子像 |
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| 図書館（図書保管庫） |
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| 図書館（図書保管庫） | 図書館（図書保管庫） |
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| 図書館（図書保管庫） |
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 鐘楼（左）とガヴィット（右）西側より |
| 鐘楼（西側より） |
鐘楼は図書館の上階2層の塔です。中に入ることはできません。
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| 鐘楼（中央の建物）東側より | 鐘楼 （東側より） |
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 ダブルチャペル（手前）右手奥は聖グレゴリウス教会 |
| ダブルチャペル（手前の小さな建物） |
ダブルチャペルは啓蒙家グレゴリウス教会のすぐ裏手にある小さな二つの礼拝堂です。中に入ることはできません。
ゴシャヴァンク修道院の見学はこれで終わりです。
次はハガルツィン修道院へ向かいます。
