ベルゲン滞在の最終日、市内に土産物を買いに出かけた。 土産物屋の前にはトロール人形が置かれている。
そんな土産物屋のなかで観光案内所にも近いTorgalmenning通りに面して建つ「ＳＵＮＤＴ］デパート一階の土産品コーナーに入った。 やはりトロール人形が沢山並んでいた。
最近は樹脂製の安っぽい人形が多いが、私が最初に行った頃は木彫りで趣があるものが主流だった。 ノルウェーの素朴な民話に興味があったのでトロール人形を見ていると一人の若い女店員が話しかけてきた。 ベルゲン近郊のインドレ・アルナから夏のアルバイトに来ていたＡさんだった。 彼女は流暢な英語とドイツ語でトロールについて色々説明してくれた。
「トロールは大人だと悪戯や悪いこともするけど子供のトロールなら大丈夫。」と言って木彫りの子供のトロール人形を勧めてくれた。
彼女とはその後文通することとなり、おかげでノルウェーについても色々知ることができた。 現在彼女は結婚してオスロから電車で１時間少々スウェーデン寄りの町コングスヴィンガー(Kongsvinger)に住んでいる。 １９９３年には家族三人でお宅を訪問し久しぶりの再会を果たした。 最近私の娘も一つ年下の娘さんと文通を始めている。 |
