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| カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会 |
ヘレフォードシャーの小さな村カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会（セント・マイケルズ・アンド・オールエンジェルズ聖堂）はヘレフォードシャーのこの辺りに広大な土地を所有していたノルマン貴族ドゥ・レイシー家によって12世紀初期に建てられました。身廊と一段高くなった内陣だけの非常にシンプルな造りです。 木骨組みの鐘楼と南ポーチは1878年に増築されたそうです。
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| カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会 |
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| カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会南ポーチ |
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| カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会境内入り口 | カッスルフロムの大天使ミカエルと諸天使教会の鐘楼 |
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| 洗礼盤 | 洗礼盤 |
この小さな教会を有名にしているのが素晴らしい彫刻が施された洗礼盤です。1170年頃作られたもので、ヘレフォードシャー派の彫刻師達の手によるものとされています。彼らはショブドンやキルペックなどの彫刻も手がけています。
この洗礼盤は聖杯の形をし、身をかがめる三人の人形（ひとがた）に支えられています。これらは恐らく悪を象徴し、洗礼の勝利を表現しているのでしょう。
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| 洗礼盤 | 洗礼盤 |
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| 洗礼盤 | 洗礼盤 |
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| 洗礼盤 | 洗礼盤を支える人形（ひとがた） |
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| キリストの洗礼（洗礼盤） |
洗礼盤に彫られた主題はキリストの洗礼です。
キリストは洗礼者ヨハネに比べ小さく描かれ、その頭上からは神の手が差しのべられ、神の霊が鳩の形となって降っています。キリストの周りでは魚が泳いでいます。
さらに四福音書記者の象徴である天使、鷲、有翼の獅子、有翼の雄牛と続き、最後に向かい合う鳩で終わっています。（右回り） これらの像が上下に施された織り重なる幾何学模様の間に描かれています。
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| 天使（洗礼盤） | 天使（洗礼盤） |
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| 天使の踝（洗礼盤） |
天使の踝（くるぶし）は丸で表現されています。これはヘレフォードシャー派の作品の特徴です。
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| 有翼の獅子と鷲（洗礼盤） | 有翼の雄牛（洗礼盤） |
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| 向かい合う鳩 （洗礼盤） |
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| 身廊から内陣方向 |
内陣の北側に鮮やかな彩色を残す横臥像があります。
William Unett とその妻Margery の墓ですが、どのような人物かは判りません。
この墓は製作当初からこの場所にあったもののようです。
と言うのは、台座の部分の彫像を見ると左半分の跪く男達より右半分の女性達の二人目と三人目が一段高くなっており損傷の形跡がないからです。
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| 内陣 | 内陣横臥像 |
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| 内陣横臥像と台座 | 内陣横臥像台座の彫刻 |
20分ほどの短い訪問でしたが、カッスルフロムの聖ミカエルと諸天使教区教会という長い名の教会の見学はこれで終わりです。
| カッスルフロムの聖ミカエルと諸天使教区教会についてのサイト |
次はストレットンサガスの聖マグダラのマリア教会（St Mary Magdalene, Stretton Sugwas）へ向かいます。
