ここから修道院の見学が始まる

２階の廊下の一番奥の部屋で、タペストリーの特別公開が行われていました。 修道院のガイドツアーもありましたが、先ず特別展を見学することにしました。数はそれほど多くはありませんが、素朴な中に暗示を込めたタペストリーは印象的ででした。

その後、受付でガイドツアーを申し込んだのですが、今日の案内はすでに終了していました。私が特別展を見学中に行われた案内が、今日最後のツアーだったのです。 いかにも残念そうな顔をする私を見て、受付の女性がガイド役の婦人のところに行って何やら話し始めました。 その結果、遙々東洋から来た見学者のため特別に案内してくれることになりました。私一人だけのガイドツアーです。

食　堂

修道女の部屋(寝室) 薄暗く床も壁も傾いている	西の回廊

教会内部	祭　壇

１４７０年作の聖母像 Madonna um 1470

約一時間ガイド役の婦人は、ゆっくりした口調で修道院を案内してくれました。 特別の計らいに感謝し、こういう時のため旅行するときはいつも持ち歩く木製の日本の絵葉書をプレセントして修道院を後にしました。 町に向かって並木道を一人歩いていると、先程ガイドを頼んでくれた受付の女性が「さよなら！」と声をかけて自転車で追い越して行きました。とっさに「有り難う御座いました。さようなら！」と言うと、振り向きながら手を振って走り去って行きました。

※　リューネブルクの情報はこちら（ドイツ語）
（写真もたくさんあります。）

リューネ修道院（ドイツ語）