ベルリン(6)

 

 

今回の旅の最終日は、ベルリン近郊のシュプレーヴァルトを訪れます。

先ず、途中でちょうど今見頃を迎えた旧ベルリンの壁跡地の桜並木、テレビ朝日さくら平和通り(TV Asahi Kirschblütenallee)に立ち寄ります。

 


さくら平和通り(Kirschblütenallee)

 

 

「さくら平和通り」Kirschblütenalleeに到着です。
この桜並木は、ベルリンから南へ約20km、ベルリンの州境を越えたブランデンブルク州の町テルトウTeltowにあります。1990年の東西ドイツの再統一直後、日本のテレビ朝日によるベルリンの壁の跡地に桜の植樹を呼びかけるキャンペーンに応募した寄付金をもとに整備されたそうです。

 

この両通りの角辺りから桜並木が始まる

リヒターフェルダー通りとパウルゲハルト通りの交差点付近から桜並木が始まります。

  「日本の桜並木」の標識

さくら並木は、2001年にポツダムで開催されたドイツ連邦園芸博覧会(BUGA )の際に整備された散策路の一部にもなっているようです。

 

日曜日の午前中ですが人出はまだまばらです。桜の品種は八重桜の関山です。ここに来る前、毎日のようにTeltowのサイトで開花状況をチェックしていましたが、予定通り今が満開です。

   
   
   
   
   
   
付近の案内地図
露店の案内板

これからが旬の白アスパラガスやイチゴの露店がでていました。

白アスパラガスの露店販売 イチゴの露店販売
   
 

それでは、一路シュプレーヴァルト観光の中心地リュベナウLübbenauへ向かいます。

途中の車窓 途中の車窓
テーマパーク、トロピカル・アイランドのドーム 車窓より

 

 


 

シュプレーヴァルト

伝統的な小船「カーン」での水路巡り

ベルリンから南へ約100km、水郷地帯シュプレーヴァルト観光の中心地リュベナウLübbenauに到着しました。
この地方にはスラブ系少数民族であるソルブ人が暮らしており、その伝統文化に触れられることも大きな魅力です。

現在11時40分です。先ず、飲食店や土産物店が集まる大シュプレーヴァルト港Großer Spreewaldhafenへ向かい昼食を取ることにします。

Lübbenau Dammstraße Lübbenau Dammstraße
貸しボートの案内板 Lübbenau Dammstraße
シュプレー川の生き物

 

大シュプレーヴァルト港 Großer Spreewaldhafen

大シュプレーヴァルト港前の飲食店 Großer Spreewaldhafen
大シュプレーヴァルト港前広場の賑わい 大シュプレーヴァルト港前広場の賑わい
大シュプレーヴァルト港前広場の賑わい
大シュプレーヴァルト港 大シュプレーヴァルト港
大シュプレーヴァルト港 大シュプレーヴァルト港
大シュプレーヴァルト港付近 大シュプレーヴァルト港付近

 

大シュプレーヴァルト港前広場の露店

シュプレーヴァルト・ピクルスSpreewälder Gurkenの露店 シュプレーヴァルト・ピクルスSpreewälder Gurkenの露店

シュプレーヴァルト名物のグルケン(ピクルス)の露店がでています。右下の写真の容器入りのもので5.50€です。

シュプレーヴァルト・ピクルスSpreewälder Gurkenの露店 シュプレーヴァルト・ピクルスSpreewälder Gurkenの露店
陶器の露店 陶器の露店

 

 

今日の昼食

メイン

大シュプレーヴァルト港前広場二階のレストラン・シュプレーSPREEで昼食です。ケーゲルバーン(Kegelbahn)を併設した大きなレストランです。

サラダ デザート

 

食後は、いよいよ本日の観光のメイン、シュプレーヴァルトの水路巡り(遊覧)です。
リュベナウのカーン乗り場は、飲食店や土産物店で賑わう大シュプレーヴァルト港Großer Spreewaldhafenだけではありません。200m程離れた駐車場内のHafen „Am Holzgraben“、約500m離れたKleiner Hafen „Am Spreeschlößchen“の3か所あります。
カーンの船頭(Fährmann)は、所属する港(出発場所)や組合によってベストの色などが分かれているそうです。
また、定期ツアーのように出発時間が決まっていることはほとんどなく、定員と乗客数の状況に左右されるようです。

それでは、リュベナウの駐車場内のHafen „Am Holzgraben“からシュプレーヴァルトの水路巡りに出かけましょう。

 

小船カーンで水路巡り

小船カーンで水路巡り

平底のカーンと呼ばれる独特のボートで約2時間の水路巡りへ出かけます。船頭さんは4mほどの長い竿一本で川底を突いてカーンを操ります。好天に恵まれ新緑の木々と木漏れ日の中、カーンはゆっくりゆっくりと進みます。

   
   
   
   

シュプレーヴァルト名物のグルケンの試食

   

水路沿いにシュプレーヴァルト名物のグルケン(ピクルス)Spreewälder Gurkenの売店がありました。試食してみましょう。何も言わなくても船頭さんが泊めてくれます。値段表は少し手前の水路沿いに看板が出ています。
グルケンは3種類の味のものが3本で3€です。他にもシュマルツブロートSchmalzbrot(ラードのオープンサンド)2€、コーヒー、紅茶があります。


クルケンをシェアー



値段表の看板  
   
水路の木橋 レンタル・カヤックの観光客
 
   
満員のカーン
水路の案内板
水路沿いの貸別荘 水路沿いの貸別荘
 
   

 

レーデ Lehde

レーデ地区の標識
レーデ地区に到着

約50分の遊覧でレーデ地区の野外博物館前の停泊所に到着しました。ここで約40~50分の休憩です。近くにはレストランや土産物店などもあります。
レーデは多くの狭い水路からなる島のような地区です。水路はせいぜい水深1mほどでこれらが道路として利用され、冬期以外は郵便配達も水路に頼っているそうです。

レーデの船着き場 レーデの船着き場
レーデの船着き場

休憩時間を利用してブランデンブルク州で最も古い野外博物館、レーデ野外博物館 Freilandmuseum Lehdeを見学しましょう。19世紀から20世紀初頭にかけてのシュプレーヴァルトの暮らしを垣間見ることができ、その展示内容にはこの地に古くから暮らすソルブ人の伝統的な生活様式や文化が色濃く反映されています。

 

レーデ野外博物館 Freilandmuseum Lehde

レーデ野外博物館 入口(券売所)
レーデ野外博物館前のオブジェ
レーデ野外博物館 入口(券売所)
レーデ野外博物館
レーデ野外博物館

 

1. レーデの農家(1840年築)

レーデの農家(1840年築)Hof aus Lehde
レーデの農家(1840年築)Hof aus Lehde

説明板によると、1840年頃のレーデの生活は、季節のリズムに大きく左右されていました。限られた土地と度重なる洪水に苦しめられ、水路の間に点在する狭く不便な土地を耕作していました。そのため、農業や畜産に加え、漁業、麻織物、籠作りなどの副業にも従事し、最大15人もの家族を養わなければならなかったそうです。居住空間と厩舎や納屋が一体となった建物には、最大3世代が同居していました。


説明板

説明板  
居間兼寝室 糸紡ぎをする女性 居間兼寝室
居間兼寝室
台所
厩舎 納屋
納屋
豚や鶏の小屋

2. 村共同体の暮らし

パン焼き小屋 1800年頃

シュプレーヴァルトの村々は孤立していたため強固な村共同体が必要でした。共同のパン焼き小屋でパンを焼き、畑を耕し、家畜を運び、家を建てたり修理したり、水路の維持も共同で行われました。

説明板 説明板
レーデのカール・リヒター造船工房 レーデのカール・リヒター造船工房

シュプレーヴァルトでは、カーンと呼ばれる平底の小舟カーンの造船が重要な職業でした。
上下の写真は1884年に創業したレーデのカール・リヒター造船工房の展示です。現在でも創業者の子孫の方が近くの工房で伝統的な技法を受け継いでいるそうです。

レーデのカール・リヒター造船工房
古い丸木作りのカーン カール・リヒター造船工房
レーデの消防団 レーデの消防団

上の写真はレーデの消防隊の展示です。火事が発生すると皆で力を合わせて消火しないとあっという間に村全体が焼き尽くされてしまいます。

 

3. ブルクの農家(1916年築)

ブルクの農家

レーデから7~8km東のブルクから移築された1916年に建てられた農家です。この家は二部屋続きで二世代がひとつの屋根の下で暮らしていました。

ブルクの農家
ブルクの農家 ブルクの農家
寝室

居間1


  居間2
納屋
納屋

作男の部屋



  作男の部屋
カーンの係留小屋 カーンの係留小屋
 

 

4. シュプレーヴァルト周辺地域の家

キトリッツの家(左)1775年  ズショウの家(右)1820年

シュプレーヴァルトの外れの地域の農場は、レーデやブルクに比べ広く牛や馬を使って耕すことが出来ました。この地域の典型的な農場には、屋敷、厩舎、納屋、そして隠居した農夫妻のための別棟がありました。
右の家はシュプレーヴァルトの外れズショウ(Suschow)から移築した引退高齢者の家で、1820年頃建てられたものです。
左の家はキトリッツ(Kittlitz)から移築した1775年頃のもので、この野外博物館で最も古い建物です。
キトリッツは水郷地帯としてのシュプレーヴァルトの中心からは少し外れていて「シュプレーヴァルト生物圏保護区」の南西端に位置しています。どちらかといえば平坦な田園地帯や林が広がる村のようです。

説明板
キトリッツの家(左)1775年 ズショウの家(右)1820年
キトリッツ(Kittlitz)の家
 
   
 
シュプレーヴァルトの伝統衣装

シュプレーヴァルトの伝統的民俗衣装の展示です。

シュプレーヴァルトの伝統衣装 シュプレーヴァルトの伝統衣装
  シュプレーヴァルトの伝統衣装
ソルブ人の伝統工芸品イースターの卵

シュプレーヴァルトに暮らすドイツの少数民族ソルブ人の伝統工芸品イースターの卵の展示です。

ソルブ人の伝統工芸品イースターの卵 ソルブ人の伝統工芸品イースターの卵
キトリッツ(Kittlitz)の家の後方ギャラリー棟 キトリッツ(Kittlitz)の家の後方ギャラリー棟
ミュージアムショップ

もうちょっと見学したいところですが、そろそろ船着き場へ戻る時間です。

レーデの船着き場

レーデの船着き場から出発地のアム・ホルツグラーヴェンの船着き場Hafen „Am Holzgraben“へ戻ります。

Café Venedig 野外博物館の近く
 
   
   
レンタル・カヤック(ボート)の返却所の案内板

 

間もなく出発地ホルツグラーヴェンの船着き場に到着します。
シュプレーヴァルトの観光はこれで終わりです。

 

長年思い続けてきたベルリン再訪の旅も終わりを迎えました。
明日は午前中の便で帰国の途につきます。


さて、次は何処に行きましょうか。


ベルリン再訪の旅(完)2026年7月

 

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